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2025-07-29

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ウォーキングブリーチとは?歯を白くするメカニズムと費用

ウォーキングブリーチ:失活歯を白くするメカニズムと費用

「神経を抜いた歯が、だんだん黒ずんできた…」

そう感じている方は少なくありません。せっかく虫歯の治療を頑張ったのに、歯の色が変わってしまうのはつらいですよね。一般的なホワイトニングでは効果がないと諦めていませんか?

ご安心ください。そのようなお悩みにはウォーキングブリーチという治療法が有効です。この治療は、通常のホワイトニングでは難しい「神経を抜いた歯(失活歯)」の変色を、歯の内側から効果的に白くすることができます。


失活歯が変色する原因とは?

まずは、なぜ神経を抜いた歯が変色してしまうのか、そのメカニズムから理解しましょう。

歯の内部からの変色

歯の神経(歯髄)は、歯に栄養を供給し、外部からの刺激を感知する役割を担っています。しかし、大きな虫歯や外傷によって神経が死んでしまったり、根管治療によって神経が除去されたりすると、歯は「失活歯」となります。

失活歯は、以下のような要因で内部から変色が進むことがあります。

  • 血液成分や細菌の残留: 根管治療の際に除去しきれなかった血液や組織の残骸、または根管内に残った細菌の代謝物が歯の象牙質(歯の大部分を占める組織)に沈着し、黒ずみの原因となることがあります。
  • 根管充填剤の変色: 根管治療で使用される充填剤(多くはガッタパーチャという材料)が、時間とともに酸化して歯に色移りすることがあります。
  • 金属イオンの沈着: 過去の治療で金属製の詰め物や土台を使用している場合、そこから溶け出した金属イオンが象牙質に沈着し、歯を黒ずませることがあります。

これらの内部からの変色は、歯の表面に作用する一般的なホワイトニング剤では効果を発揮しにくいのが特徴です。歯の内側に原因があるため、内側からアプローチする治療が必要になるのです。


ウォーキングブリーチとは?

ウォーキングブリーチは、その名の通り「歯の内部に漂白剤を入れて、じっくりと白くしていく」治療法です。特に、神経を抜いて変色してしまった失活歯に効果的です。

歯の内側から白く

通常のホワイトニング(オフィスホワイトニングやホームホワイトニング)は、歯の表面に薬剤を塗布することで歯を白くします。しかし、ウォーキングブリーチは、歯の裏側に小さな穴を開け、そこから歯の内部(歯髄腔)に漂白剤を注入し、仮蓋をして数日間放置します。この漂白剤が内部の色素に働きかけ、歯の内側から徐々に白くしていくのです。

「歯に穴を開ける」と聞くと不安に感じるかもしれませんが、すでに神経がない歯なので痛みを感じることはありません。また、穴は治療後にしっかりと埋め戻されるため、見た目にも影響はありませんのでご安心ください。

ウォーキングブリーチのメカニズム

ウォーキングブリーチで使用される漂白剤は、主に「過ホウ酸ナトリウム」や「過酸化水素」を主成分とする薬剤です。これらの薬剤は、歯の内部に沈着した色素を化学的に分解し、無色化する作用があります。

  1. 薬剤の注入: 歯の裏側に小さな穴を開け、過去の根管治療の際に使用された充填剤の一部を取り除き、空いたスペースに漂白剤を注入します。
  2. 仮蓋による密閉: 漂白剤を注入した後、仮の蓋をして密閉します。これにより、薬剤が歯の内部で効果的に作用し続けます。
  3. 色素の分解: 密閉された歯の内部で、漂白剤が色素にゆっくりと作用し、時間をかけて色素を分解・無色化していきます。
  4. 薬剤の交換: 数日~1週間程度で仮蓋を外し、漂白剤を交換します。これを目標の白さになるまで繰り返します。

この「ゆっくりと浸透し、内側から色素を分解する」というメカニズムが、失活歯の頑固な変色に効果を発揮する理由です。


ウォーキングブリーチと他のホワイトニングの違い

歯を白くする方法はウォーキングブリーチだけではありません。ここでは、一般的なホワイトニングと比較しながら、ウォーキングブリーチの特性をさらに深く見ていきましょう。

 

オフィスホワイトニングとの比較

項目 ウォーキングブリーチ オフィスホワイトニング
対象歯 神経を抜いた変色歯(失活歯) 健康な歯(生活歯)
施術方法 歯の内部に薬剤を注入 歯の表面に薬剤を塗布し、光を照射
効果 内部からの変色に特化し、高い漂白効果 全体的な歯のトーンアップ
治療期間 数週間~数ヶ月(複数回通院) 1回の来院で効果を実感(複数回推奨)
費用 1本あたりの費用 上下の歯全体で費用

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行う短時間で効果を実感しやすいホワイトニングです。歯の表面の色素沈着を除去するのに優れていますが、歯の内部からの変色には効果が限定的です。

 

ホームホワイトニングとの比較

項目 ウォーキングブリーチ ホームホワイトニング
対象歯 神経を抜いた変色歯(失活歯) 健康な歯(生活歯)
施術方法 歯の内部に薬剤を注入 マウスピースに薬剤を入れ自宅で装着
効果 内部からの変色に特化し、高い漂白効果 じっくりと自然な白さに、持続性も高い
治療期間 数週間~数ヶ月(複数回通院) 数週間~数ヶ月(毎日自宅で実施)
費用 1本あたりの費用 マウスピース代+薬剤代

ホームホワイトニングは、ご自宅でマウスピースを使って行うホワイトニングです。時間をかけてじっくり白くしていくため、自然な仕上がりと持続性が特徴です。しかし、こちらも歯の表面からのアプローチが主であり、失活歯の変色には不向きです。

このように、ウォーキングブリーチは、他のホワイトニングでは対応しきれない失活歯の内部からの変色に特化した、非常に効果的な治療法だということがわかります。


ウォーキングブリーチのメリット・デメリット

どんな治療法にも、良い点と注意すべき点があります。ウォーキングブリーチのメリットとデメリットを理解し、納得のいく選択をしましょう。

メリット

歯を削らない

ウォーキングブリーチは、歯の表面を削ることなく、歯の内側からアプローチします。これは、歯の構造を大きく変えることなく白さを取り戻せる大きな利点です。健康な歯質を最大限に温存できるため、歯への負担が少ない治療と言えます。

 

自然な白さ

時間をかけてゆっくりと白くしていくため、周りの歯の色に馴染みやすく、非常に自然な仕上がりが期待できます。急激に白くなるわけではないため、治療後の色の変化に違和感を感じにくいでしょう。

 

比較的安価

白い被せ物(セラミッククラウンなど)と比較すると、ウォーキングブリーチは費用が抑えられる傾向にあります。特に1本だけの変色であれば、経済的な負担を軽減しながら審美性を改善できる可能性があります。

 

持続性

一度白くなった歯は、個人差はありますが、比較的長期間にわたって白さを維持しやすいとされています。ただし、色の後戻りもあるため、定期的なメンテナンスや再漂白が必要になる場合もあります。

 

短期間の通院

数回の薬剤交換で効果を実感できることが多く、比較的短期間の通院で治療が完了します。お忙しい方でも無理なく治療を進めやすいでしょう。

 

デメリット

 

治療期間が必要

即効性があるわけではなく、数週間から数ヶ月の治療期間が必要です。薬剤の交換のために何度か通院していただく必要があります。

 

稀に知覚過敏

非常に稀ですが、治療中に一時的な知覚過敏が生じることがあります。これは、薬剤が歯の内部に作用する過程で起こるもので、通常は治療が完了するとともに治まります。

 

適応症例の限定

ウォーキングブリーチは、神経を抜いた歯(失活歯)の変色にのみ適応されます。健康な歯のホワイトニングや、元々色の濃い歯、抗生物質の影響による変色などには効果が期待できません。また、歯の根に病変がある場合や、歯質が極端に薄くなっている場合なども、ウォーキングブリーチができないことがあります。

 

色の後戻り

時間が経過すると、歯の色が少しずつ元に戻ってしまう「後戻り」が起こる可能性があります。これはウォーキングブリーチに限らず、ほとんどのホワイトニング治療で起こりうることです。定期的なメンテナンスや、必要であれば追加の漂白を行うことで、白さを維持できます。

 

外部吸収のリスク(極めて稀)

非常に稀なケースですが、漂白剤が歯の根の組織に影響を与え、歯の根が吸収されてしまう「外部吸収」という合併症のリスクが報告されています。これは、過去の根管治療の状態や、漂白剤の種類、濃度、期間などが関係すると考えられています。当院では、このリスクを最小限に抑えるため、患者様の歯の状態を精密に診断し、慎重に治療計画を立てております。


 

ウォーキングブリーチの治療ステップ

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科で行うウォーキングブリーチの一般的な流れをご紹介します。

 

ステップ1: 精密な診査・診断とカウンセリング

まず、患者様の歯の状態を詳しく診査します。レントゲン撮影を行い、変色している歯の根の状態や、過去の根管治療の状況を確認します。ウォーキングブリーチが適応されるか、他の治療法が適切かを判断します。

そして、患者様の歯の色の悩みや、目標とする白さについて詳しくお伺いします。治療のメリット・デメリット、費用、治療期間などを丁寧にご説明し、納得いただいた上で治療計画を立てます。

 

ステップ2: 前処置(必要に応じて)

もし虫歯がある場合や、根管治療が不十分な場合は、ウォーキングブリーチの前にこれらの治療を優先します。歯の健康状態を整えることが、安全で効果的なウォーキングブリーチの第一歩です。

 

ステップ3: 歯の裏側の開口・内部清掃

変色している歯の裏側に小さな穴を開けます。すでに神経がない歯なので、痛みを感じることはほとんどありません。この穴から、過去の根管治療の際に詰められた薬剤の一部や、変色の原因となっている可能性のある残留物を丁寧に除去し、歯の内部をきれいに清掃します。

 

ステップ4: 漂白剤の注入と仮蓋

清掃後、歯の内部に専用の漂白剤を注入します。薬剤が外に漏れないように、しっかりと仮の蓋をして密閉します。この状態で数日間~1週間ほど、歯の内部で漂白剤を作用させます。

 

ステップ5: 薬剤の交換と経過観察

数日~1週間後に再びご来院いただき、仮蓋を外して漂白剤を交換します。この時、歯の白さの変化を確認しながら、目標とする白さに近づくまでこの作業を繰り返します。通常、2〜3回の薬剤交換で効果を実感できることが多いです。

 

ステップ6: 漂白完了・最終的な封鎖

目標とする白さに達したら、内部の漂白剤を除去し、歯の内部を丁寧に清掃します。その後、開けた穴をレジン(歯科用プラスチック)でしっかりと封鎖し、治療は完了です。必要であれば、より審美性の高い被せ物や詰め物で仕上げることも可能です。


 

ウォーキングブリーチの費用について

 

ウォーキングブリーチは保険適用外の自由診療となります。そのため、費用は歯科医院によって異なりますが、当院での目安を提示いたします。

 

費用相場

ウォーキングブリーチは、1本の歯に対して行う治療です。費用は1歯あたりで設定されていることがほとんどです。

一般的な相場としては、1歯あたり20,000円程度が目安となります。数回の薬剤交換が必要になるため、最終的な費用は複数回の費用を合計したものになります。

 

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科の場合

当院では、患者様の状態や治療回数によって費用が変動する場合がございます。詳細な費用については、カウンセリング時に丁寧にご説明いたしますのでご安心ください。

【当院のウォーキングブリーチ費用(目安)】

  • 1歯あたり:36000円(2回薬剤+コンポジットレジン込み)

※治療回数や最終的な詰め物の種類によって費用は異なります。 ※上記の費用は自費診療であり、健康保険は適用されません。

費用に関してご不明な点や不安な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。無理なく治療を受けていただけるよう、最適なプランをご提案させていただきます。


 

よくある質問(Q&A)

 

ウォーキングブリーチに関する患者様からのよくある質問とその回答をまとめました。

 

Q1: ウォーキングブリーチは痛いですか?

 

A1: ウォーキングブリーチは、すでに神経を抜いた歯(失活歯)に対して行う治療ですので、**痛みを感じることはほとんどありません。**治療中に感じる痛みは、通常、ありません。ただし、稀に薬剤が歯の外部に漏れたり、歯の内部で圧力がかかったりすることで、一時的な知覚過敏や軽度の痛みを感じることがありますが、ほとんどの場合は一時的で、治療が完了すれば治まります。ご不安な場合は、すぐに歯科医師にご相談ください。

 

Q2: ウォーキングブリーチで歯が脆くなることはありますか?

 

A2: ウォーキングブリーチで使用される薬剤は、歯質に大きな影響を与えることは少ないとされています。しかし、ごく稀に「外部吸収」という歯の根の吸収が起こるリスクが報告されています。当院では、術前の精密な診査によりリスクを評価し、適切な薬剤濃度と期間を設定することで、このリスクを最小限に抑えています。また、治療後も定期的な経過観察を行い、歯の健康状態をチェックします。

 

Q3: どれくらいで白くなりますか?

 

A3: 効果の現れ方には個人差がありますが、通常は2回の薬剤交換(約数週間~1ヶ月程度)で白さの変化を実感できることが多いです。変色の程度が強い場合は、それ以上の回数が必要になることもあります。目標とする白さになるまで、歯科医師と相談しながら治療を進めます。

 

Q4: ウォーキングブリーチの効果はどれくらい持続しますか?

 

A4: ウォーキングブリーチで得られた白さは、比較的長期間持続すると言われています。しかし、生活習慣(喫煙、色の濃い飲食物の摂取など)や時間の経過により、徐々に後戻りする可能性はあります。白さを維持するためには、日々の丁寧な歯磨きや、定期的な歯科医院でのクリーニング、必要であれば追加の漂白を行うことをおすすめします。

 

Q5: ウォーキングブリーチができないケースはありますか?

 

A5: はい、以下のような場合はウォーキングブリーチの適応とならないことがあります。

  • 健康な歯(生活歯)のホワイトニング:神経のある歯には行えません。
  • 歯の根に大きな病変がある場合:先に根の治療を優先します。
  • 歯質が著しく薄い、または脆い場合:歯への負担が大きくなる可能性があるため、別の治療法を検討します。
  • 重度の虫歯や歯周病がある場合:先にこれらの治療が必要です。
  • 妊娠中・授乳中の方、または特定の全身疾患をお持ちの方:安全のため治療をお断りする場合があります。

ご自身の歯の状態がウォーキングブリーチに適しているかどうかは、歯科医師による精密な診査が必要です。


 

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科が考える「大切な人にする歯科医療」

 

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科では、「大切な人にする歯科医療をあなたに。」という診療理念のもと、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な治療を心がけています。

ウォーキングブリーチについても、ただ歯を白くするだけでなく、患者様が安心して治療を受け、長期的に美しい笑顔を維持できるよう、以下の点を大切にしています。

  • 丁寧なカウンセリング: 患者様のお悩みや希望をじっくりお伺いし、最適な治療プランをご提案します。
  • 精密な診断: 最新の設備と豊富な経験に基づき、歯の状態を正確に診断します。
  • 分かりやすい説明: 専門用語を避け、治療内容や費用について、ご理解いただけるまで丁寧に説明します。
  • 痛みに配慮した治療: 可能な限り痛みを抑え、快適に治療を受けていただけるよう配慮します。
  • 治療後のサポート: 白さを維持するためのアドバイスや、定期的なメンテナンスのご案内も行います。

神経を抜いた歯の変色でお悩みなら、ぜひ一度当院にご相談ください。あなたの笑顔のために、全力でサポートさせていただきます。


 

アクセス情報

 

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