小児矯正、なぜ大切？

お子様の成長はあっという間ですね。その中で、「うちの子の歯並び、大丈夫かな？」「口元が気になるけど、まだ小さいから大丈夫かな？」と、漠然とした不安を抱えている親御さんもいらっしゃるかもしれません。実は、お子様の歯並びや顎の成長は、見た目だけでなく、全身の健康、ひいては心の発育にまで大きく影響する大切な要素なのです。

歯並びが悪いと起こること

「少し歯並びが悪いだけ」と思われがちですが、実は多くの問題につながる可能性があります。

• 虫歯や歯周病のリスク増加: 歯がデコボコしていると、歯ブラシが届きにくく、食べカスが残りやすくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
• 発音への影響: 歯と歯の隙間から息が漏れてしまい、正しい発音が難しくなることがあります。特にサ行やタ行など、特定の音が出しにくくなることも。
• 顎の成長への悪影響: 歯並びが悪いと、顎の骨が正しく成長しないことがあります。その結果、受け口や出っ歯など、顔つきに影響が出ることもあります。
• 消化への影響: 食べ物をしっかり噛み砕けないと、消化器に負担がかかることがあります。
• 精神的な影響: 歯並びをからかわれたり、口元を隠す癖がついたりすることで、お子様の自信を損ねてしまうこともあります。

このような問題を未然に防ぎ、お子様が健康で笑顔いっぱいの毎日を送るために、小児矯正は非常に重要な役割を担っています。

小児矯正の適切な時期

早期治療のメリット

「矯正って、もう少し大きくなってからでしょ？」と思っていませんか？実は、お子様の小児矯正は、早い段階から始めることで、将来の負担を大きく減らせる可能性があります。お子様の成長期は、顎の骨が柔らかく、顔や体の発育とともに歯並びも大きく変化する時期です。この時期に適切な治療を行うことで、歯並びの悪化を未然に防ぎ、健全な成長を促すことができます。

例えば、永久歯が生えるスペースが足りない場合、顎の成長を促すことで、将来的に抜歯をせずに矯正治療を進められる可能性が高まります。また、口呼吸や舌の癖など、歯並びに悪影響を与える習慣を早期に改善することも、小児矯正の大きな目的の一つです。

始める時期の目安

一般的に、小児矯正を始める目安としては、**乳歯と永久歯が混在する「混合歯列期」（6歳〜12歳頃）**が挙げられます。しかし、お子様一人ひとりの歯並びや顎の発育状況によって最適な時期は異なります。

具体的には、以下のような症状が見られる場合は、早めに歯科医院で相談してみることをお勧めします。

• 受け口（下顎前突）: 下の歯が上の歯よりも前に出ている場合。
• 出っ歯（上顎前突）: 上の歯が下の歯よりも前に出ている場合。
• 開咬: 奥歯を噛み合わせたときに、前歯が閉じずに開いてしまう場合。
• 叢生（デコボコ）: 歯が重なり合って生えている場合。
• 交叉咬合: 上下の歯が横にずれて噛み合っている場合。
• 指しゃぶりや舌の癖が強い: これらの癖は歯並びに悪影響を与えることがあります。
• 口呼吸をしている: 常に口を開けていると、顎の成長や歯並びに影響が出ることがあります。

当院では、お子様の歯並びや顎の成長について、無料相談を行っております。お子様のお口の状態を拝見し、最適な治療開始時期や方法について詳しくご説明させていただきます。

当院の小児矯正治療

谷町4丁目の当院では、お子様一人ひとりの状態に合わせた最適な小児矯正治療を提供しています。画一的な治療ではなく、お子様の成長段階や歯並びの状況、そして親御さんのご希望を丁寧にヒアリングし、オーダーメイドの治療計画をご提案します。

口腔筋機能療法（OMT）

口腔筋機能療法（OMT）とは、口周りの筋肉のバランスを整え、歯並びに悪影響を与える癖を改善するトレーニングです。例えば、舌の癖や口呼吸、指しゃぶりなどは、歯並びの乱れに直結することがあります。

特徴

• 矯正装置を使うだけでなく、お子様自身が積極的に取り組むトレーニングです。
• 楽しみながらできる、ゲーム感覚のトレーニングも多く取り入れています。
• 長期的な視点で、歯並びだけでなく、発音や嚥下（えんげ）機能の改善にも繋がります。

メリット・デメリット

• メリット: 歯並びが悪くなる根本原因にアプローチできるため、治療後の後戻りを防ぎやすいです。お子様自身が治療に主体的に関わることで、治療への意識が高まります。
• デメリット: 日々のトレーニングが必要となるため、お子様の協力が不可欠です。

床矯正

床矯正は、取り外し可能な装置を使って顎の成長を促し、歯が並ぶスペースを確保する治療法です。特に、歯が永久歯に生え変わる時期に、顎の成長が足りない場合などに有効です。

特徴

• ネジを回すことで装置を少しずつ広げ、顎の骨をゆっくりと拡大します。
• 取り外しが可能なので、食事や歯磨きの際は外すことができます。

メリット・デメリット

• メリット: 顎の成長を促すことで、将来的に抜歯を避けて治療を進められる可能性が高まります。装置の取り外しができるため、清掃性が高く、衛生的です。
• デメリット: お子様自身が装置を装着する時間を守る必要があります。装着時間が短いと効果が得られにくいことがあります。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピース型の装置を段階的に交換していくことで歯を少しずつ動かす治療法です。特徴

• 透明なため目立ちにくく、お子様が抵抗なく装着しやすいです。
• 取り外しが可能なので、食事や歯磨きは普段通り行えます。
• デジタルシミュレーションで治療の進行を事前に確認できます。

メリット・デメリット

• メリット: 見た目を気にせず治療を進められるため、お子様の精神的負担が少ないです。衛生的で、普段通りの食事が楽しめます。
• デメリット: 1日20時間以上の装着が必要なため、お子様の自己管理能力が求められます。

当院では、これらの治療法の中から、お子様に最適な治療計画をご提案いたします。それぞれの治療法について、ご不明な点がございましたら、お気軽にご質問ください。

親御さんの役割と治療中の注意点

お子様の小児矯正は、親御さんの協力が不可欠です。私たち歯科医院と親御さんが協力し合うことで、より効果的でスムーズな治療を進めることができます。

日常生活でのサポート

• 装置の管理: 床矯正装置やマウスピース矯正装置を使用する場合、装着時間の管理や、装置の清潔な保管をお願いいたします。お子様が外しっぱなしにしたり、無くしてしまったりしないよう、一緒に確認してあげてください。
• 口腔ケアの徹底: 矯正装置を装着していると、どうしても歯磨きが難しくなります。虫歯や歯周病を予防するためにも、より丁寧な歯磨きを心がけましょう。必要であれば、お子様の仕上げ磨いを手伝ってあげてください。
• 食事への配慮: 硬いものや粘着性の高いもの、装置を傷つけやすい食べ物は避けるように指導してあげてください。
• 定期的な通院: 治療計画に沿って、定期的な通院にご協力ください。お子様の成長や治療の進行状況を確認し、必要に応じて装置の調整を行います。
• 励ましと声かけ: 矯正治療は長期間にわたることが多いため、お子様が途中で挫折してしまうこともあります。日々の頑張りを認め、励ましの言葉をかけてあげてください。

こんな時はご相談ください

• 装置が壊れた、または合わなくなった
• 歯や歯茎に痛みがある
• 装置の装着を嫌がる
• その他、気になることがあれば、どんな小さなことでも構いません。

私たちスタッフは、親御さんの不安を解消し、お子様が安心して治療に取り組めるよう全力でサポートさせていただきます。

お子様が安心して通える歯科医院

お子様にとって、歯医者さんは「怖い」「痛い」というイメージがあるかもしれません。しかし、当院では、お子様が笑顔で通院できるような環境づくりに力を入れています。

院内の雰囲気と取り組み

• キッズスペースの完備: 待ち時間も楽しく過ごせるよう、絵本やおもちゃを用意した広々としたキッズスペースを設けています。
• 優しいスタッフ: 小児歯科治療に慣れたスタッフが、お子様の目線に立って優しく接します。治療の前に、お子様の不安な気持ちを取り除くよう、声かけやコミュニケーションを大切にしています。
• 視覚的に分かりやすい説明: 専門用語を避け、模型やイラスト、動画などを活用して、お子様にも理解しやすいように治療内容を説明します。
• 「頑張ったね」の気持ち: 治療が終わったお子様には、頑張りを称えるご褒美を用意しています。これにより、次の来院へのモチベーションを高めます。

お子様が「歯医者さん、楽しい！」と思ってくれることが、私たちの一番の喜びです。安心してご来院ください。

小児矯正に関するQ&A

Q1. 小児矯正はいつから始めるのが良いですか？

A. 一般的には、乳歯と永久歯が混在する**混合歯列期（6歳〜12歳頃）**が目安となります。しかし、受け口など一部の症状では、もっと早期の治療が必要な場合もあります。お子様一人ひとりの成長状況や歯並びの状態によって最適な時期は異なりますので、まずは一度、専門医にご相談いただくことをお勧めします。

Q2. 痛みが心配なのですが、大丈夫でしょうか？

A. 小児矯正では、痛みを感じにくいように配慮した治療を行います。特に、顎の成長を促す装置やマウスピース型の装置は、ワイヤー矯正に比べて痛みが少ない傾向にあります。装置の調整後に一時的に違和感や軽い痛みを感じることもありますが、数日で慣れることがほとんどです。お子様の様子をよく見て、痛みが続くようであればご相談ください。

Q3. 小児矯正をすれば、大人になってからの矯正は不要ですか？

A. 小児矯正は、顎の成長をコントロールし、永久歯が正しく生えそろうための土台作りを行う治療です。多くの場合、小児矯正を行うことで、将来的な本格矯正（成人矯正）の必要がなくなったり、必要になったとしても治療期間や費用を大幅に抑えられたりするメリットがあります。しかし、すべてのお子様が小児矯正だけで完璧な歯並びになるとは限りません。お子様の成長段階や治療の進捗状況によっては、小児矯正後に本格矯正が必要になる場合もあります。

Q4. 小児矯正の費用はどのくらいかかりますか？

A. 治療内容や期間によって費用は異なります。当院では、カウンセリング時に治療費について詳しくご説明し、費用の見積もりも提示いたします。ご不明な点がございましたら、お気軽にお尋ねください。

Q5. 矯正装置は目立ちますか？

A. 当院で導入しているマウスピース矯正（インビザライン・ファーストなど）は透明なため、ほとんど目立ちません。床矯正装置も、取り外しが可能で、装着時もそれほど目立つことはありません。お子様の学校生活や日常生活への影響を最小限に抑えながら治療を進めることができます。

まとめ

お子様の歯並びは、見た目だけでなく、全身の健康、そしてお子様自身の自信にも大きく関わる大切な要素です。小児矯正は、お子様の成長期だからこそできる、未来への大切な投資です。

「まだ早いかな？」と悩んでいる方も、まずは一度、[地域名]の当院にご相談ください。お子様のお口の状態を丁寧に拝見し、親御さんの疑問や不安に寄り添いながら、最適な治療計画をご提案させていただきます。

お子様の健やかな成長と輝く笑顔のために、私たちがお手伝いいたします。

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• [小児歯科の基本：お子様の歯を守るために知っておきたいこと]

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当院では、無料相談・カウンセリングを受け付けております。 お子様の歯並びについて、どんな小さなことでもご不安なことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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谷町4丁目の皆様のお越しを心よりお待ちしております。