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2025-07-14

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虫歯治療、すぐ神経とらないといけない??

虫歯の痛み、神経治療は避けられない?

「虫歯が痛い…これって、神経を抜くしかないのかな?」 そう不安に感じているあなたは、決して少なくありません。特に子育て世代の方々からは、ご自身だけでなく、お子さんの虫歯治療についても同じようなご心配をよく耳にします。神経を抜く治療と聞くと、なんだか大掛かりそうで、抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう。

ですが、ご安心ください。**虫歯治療は、必ずしもすぐに神経を抜かなければならないわけではありません。**むしろ、最近の歯科医療では、できる限り患者さんご自身の歯を残し、神経を保存する治療が非常に重視されています。

大阪市中央区の**&DENTAL(アンドデンタル)谷町4丁目歯科・矯正歯科**では、患者さんの大切な歯を生涯にわたって守るため、神経を抜かずに済む可能性を最大限に追求しています。今回の記事では、「虫歯と神経」の関係について、そして「神経を残す」ための治療法について、専門的ながらも分かりやすく解説していきます。


なぜ、神経を残すことが大切なの?

虫歯が進行すると、「神経を抜く」という選択肢が出てきます。しかし、歯の神経(歯髄)は、ただ痛みを感じるためだけの存在ではありません。神経は、歯に栄養を供給し、外部からの刺激に対して防御反応を示すなど、歯の健康を維持するために非常に重要な役割を担っています。

神経を抜いてしまうと、歯は以下のような変化を起こしやすくなります。

  • 歯が脆くなる: 神経は歯に水分と栄養を供給しているため、神経がなくなると歯の組織は乾燥し、弾力性を失います。これにより、歯が脆くなり、割れやすくなるリスクが高まります。
  • 変色する: 歯が黒っぽく変色することがあります。
  • 再治療のリスク: 神経を抜いた歯でも、根の先に細菌感染が起こり、再治療が必要になることがあります。一度神経を抜くと、その後の治療はより複雑になる傾向があります。
  • 感覚がなくなる: 冷たいものや熱いものに対する感覚がなくなるため、問題が起きても気づきにくくなります。

このように、歯の神経は「歯の寿命」に直結すると言っても過言ではありません。だからこそ、当院では、可能な限り神経を残す治療に力を入れているのです。


虫歯の進行度と神経の関係

虫歯は、その進行度合いによって症状も治療法も大きく異なります。ご自身の虫歯がどの段階にあるのかを知ることは、適切な治療を選択するために非常に重要です。

1. C1:初期虫歯

  • 症状: ほとんど自覚症状がありません。歯の表面(エナメル質)が白っぽく濁ったり、茶色に着色したりする程度です。
  • 神経への影響: 神経には達していません。
  • 治療法: 適切なブラッシング指導やフッ素塗布で進行を食い止められる場合があります。削るとしてもごく少量で済み、詰め物で対応できます。

 

2. C2:中等度虫歯

  • 症状: 冷たいものがしみたり、甘いものがしみたりする程度の軽い痛みを感じることがあります。
  • 神経への影響: 虫歯がエナメル質を越え、象牙質にまで達している状態です。この段階であれば、まだ神経を抜かずに済む可能性が高いです。
  • 治療法: 虫歯になった部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)やセラミックなどの詰め物で対応します。

3. C3:進行した虫歯(神経に達している可能性)

  • 症状: 何もしなくてもズキズキと激しい痛みを感じたり、温かいものがしみたり、噛むと痛むなど、強い症状が出ます。これは、虫歯菌が神経(歯髄)にまで感染し、炎症を起こしているサインです。
  • 神経への影響: 虫歯菌が神経に感染し、歯髄炎を引き起こしている状態です。この段階でも、炎症の程度によっては神経を温存できる可能性を探ります。
  • 治療法: 神経が完全に死んでしまっている場合や、炎症がひどい場合は**根管治療(神経を抜く治療)**が必要になります。しかし、炎症が初期段階であれば、これからご紹介する神経を温存する治療法を検討します。

4. C4:末期虫歯

  • 症状: 歯の大部分が崩壊し、歯の根だけが残っている状態です。神経が死んでしまっているため、激しい痛みは治まっていることもありますが、歯茎が腫れたり、膿が出たりすることがあります。
  • 神経への影響: 神経は完全に壊死しています。
  • 治療法: 残せる部分が少ないため、抜歯が必要になるケースが多いです。抜歯後は、入れ歯、ブリッジ、インプラントなどの選択肢を検討します。

重要なのは、虫歯の進行は待ってくれない、ということです。「もしかして虫歯かな?」と感じたら、できるだけ早く歯科医院を受診することが、神経を残せるかどうかの大きな分かれ道になります。


 

神経を抜かずに済む可能性を追求する治療法

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科では、「大切な人にする歯科医療をあなたに」という診療理念のもと、できる限り患者さんご自身の歯と神経を残す治療に注力しています。虫歯が神経近くまで進行してしまっても、諦める必要はありません。当院で検討する、神経を抜かずに済む可能性のある治療法をご紹介します。

MTAセメントによる直接覆髄・生活歯髄切断法

MTAセメントは、近年注目されている画期的な歯科材料です。この材料は、優れた生体親和性(身体とのなじみやすさ)と、虫歯菌が侵入した神経を修復・再生させる能力に優れているのが特徴です。

  • 直接覆髄法: 虫歯を削った際に、神経がごくわずかに露出してしまった場合に行われる治療です。露出した神経にMTAセメントを直接覆うことで、神経を保護し、修復を促します。
  • 生活歯髄切断法: 虫歯が神経の入り口付近まで進行し、一部の神経に炎症が起きている場合に行われる治療です。感染した部分の神経のみを除去し、健全な神経の大部分は残したままMTAセメントで覆い、神経の保護と再生を促します。

MTAセメントを使用することで、これまでは神経を抜くしかなかったようなケースでも、神経を残せる可能性が高まります。当院では、マイクロスコープや歯科用CTといった精密機器を駆使し、感染部分を正確に判断しながらMTAセメントを用いた治療を行っています。

この治療法は、歯の神経を温存するための非常に有効な手段ですが、虫歯の進行度合いや神経の状態によって適用できるかどうかが異なります。当院では、患者さんの歯の状態を精密に検査し、最適な治療法をご提案いたします。


神経を守るための精密根管治療

残念ながら、虫歯が深く進行し、神経に不可逆的な炎症が起きてしまったり、すでに神経が死んでしまっている場合には、根管治療が必要となります。根管治療とは、歯の根の中にある感染した神経や血管、細菌などを徹底的に除去し、洗浄・消毒を行った上で薬剤を充填する治療です。

「神経を抜く」という言葉は、患者さんにとって不安が大きいかもしれませんが、&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科では、この根管治療も高い精度で行っています。

1. マイクロスコープを用いた精密な治療

当院では、歯科用マイクロスコープを導入しています。肉眼では見ることのできない根管内部を最大20倍以上に拡大して確認できるため、感染源の取り残しを防ぎ、より精密で確実な治療が可能になります。これにより、再感染のリスクを減らし、治療の成功率を高めることができます。

2. ラバーダム防湿による感染予防

根管治療中に唾液や細菌が根管内に入り込むことを防ぐため、治療箇所をゴム製のシートで覆うラバーダム防湿を徹底しています。これにより、治療中の感染リスクを大幅に低減し、清潔な環境で治療を進めることができます。

3. 歯科用CTによる詳細な診断

通常のレントゲンでは分かりにくい、根管の複雑な形状や病巣の広がりを歯科用CTで立体的に把握します。これにより、より正確な診断と治療計画の立案が可能になり、見逃しがちな根管も発見しやすくなります。

これらの精密機器と技術を駆使することで、根管治療の成功率を高め、患者さんの大切な歯を長持ちさせることを目指しています。


早期発見・早期治療が何よりも大切

これまで見てきたように、虫歯治療において神経を残せるかどうかは、その早期発見・早期治療にかかっています。

「まだ痛みがないから大丈夫」 「忙しいから、もう少ししてから行こう」

そう考えてしまう気持ちはよく分かります。しかし、虫歯は一度できると自然に治ることはありません。進行すればするほど、治療は大掛かりになり、治療期間も費用もかさみます。そして何より、神経を抜かざるを得ない可能性が高まってしまいます。

定期検診のすすめ

虫歯の早期発見には、定期検診が最も有効です。痛みなどの自覚症状が出る前に、歯科医院でプロの目でチェックしてもらうことで、初期の虫歯を見つけることができます。初期の虫歯であれば、簡単な治療で済み、神経を残せる可能性も非常に高いです。

&DENTAL(アンドデンタル)谷町4丁目歯科・矯正歯科では、単に虫歯を治療するだけでなく、患者さんが虫歯にならないための予防歯科にも力を入れています。定期的なクリーニングやフッ素塗布、正しいブラッシング指導などを通じて、虫歯や歯周病からお口の健康を守るサポートをいたします。


よくあるご質問(FAQ)

Q1. 虫歯の痛みがあれば、すぐに神経を抜くことになりますか?

いいえ、必ずしもすぐに神経を抜くわけではありません。虫歯の進行度合いや神経の炎症の程度によります。痛みが強くても、神経がまだ生きている場合は、MTAセメントなどを使って神経を温存できる可能性があります。まずは精密な検査で神経の状態を把握することが重要です。

 

Q2. 神経を抜いた歯でも、痛みを感じることはありますか?

神経を抜いた歯は、虫歯による痛みは感じなくなりますが、歯の根の先に膿がたまったり、歯周病が進行したりすると、痛みや腫れを感じることがあります。また、歯が割れてしまった場合なども痛みを感じることがあります。

Q3. MTAセメントは、全ての虫歯に適用できますか?

いいえ、全ての虫歯に適用できるわけではありません。虫歯の進行度合い、神経の感染状況、患者さんの全身状態などによって適用できるかどうかが異なります。当院では、精密な診査・診断の上、適用可能かどうかを判断し、最適な治療法をご提案いたします。

 

Q4. 歯医者が怖いのですが、痛くない治療はしてもらえますか?

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科では、患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、痛みに配慮した治療を心がけています。麻酔の前に表面麻酔を使用したり、電動麻酔器でゆっくりと麻酔液を注入したりするなど、できる限り痛みを抑える工夫をしています。遠慮なくご相談ください。


&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科からのメッセージ

虫歯は、初期の段階で治療すれば、歯の神経を残せる可能性が格段に高まります。しかし、自己判断で「まだ大丈夫」と放置してしまうと、大切な歯を失うことにもなりかねません。

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科は、大阪市中央区常盤町にあり、谷町四丁目駅6番出口から徒歩4分、堺筋本町駅2番出口から徒歩6分とアクセスしやすい場所にございます。平日だけでなく土日も診療しており、お仕事や育児でお忙しい方でも通いやすい環境です。

「虫歯かも?」「神経を抜くのが怖い…」そうお悩みでしたら、一人で抱え込まずに、ぜひ一度当院にご相談ください。「大切な人にする歯科医療をあなたに。」この理念のもと、患者さんの大切な歯をできる限り守り、健康な状態を長く保てるよう、全力でサポートさせていただきます。

まずは、お気軽にお電話(06-4397-4350)いただくか、ホームページ(https://and-dc.com/)よりお問い合わせください。皆さまのご来院を心よりお待ちしております。

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記事監修

&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科 副院長 松井百合花

国立大学法人 広島大学歯学部卒業

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