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谷町四丁目駅で歯医者をお探しなら
&DENTAL谷町4丁目歯科・矯正歯科

お子様の治療について

当院では、お子様の治療にあたる際「歯医者さんは怖いところ」とお子様が思い込まないことを最も大切に治療を行なっております。幼い頃の歯科医院でのつらい経験は、大人になっても根深いトラウマとして心に残ってしまうことがあります。「痛かった」「何をされるかわからなくて怖かった」といった記憶が鮮明によみがえり、歯科医院の予約をためらわせ、足が遠のいてしまう方も少なくありません。

その結果、本来であれば早期に治療できたはずの虫歯や歯周病が進行し、痛みが出てから慌てて受診する、という悪循環に陥りがちです。症状が悪化している分、治療も大がかりになりやすく、さらに歯科医院への苦手意識を強めてしまうこともあります。当院では、ご来院いただいたお子様一人ひとりの様子を丁寧に観察し、不安な気持ちに寄り添いながら治療を進めます。無理に治療を始めることは決してありません。お子様のペースに合わせて、適切なタイミングで、痛みを最小限に抑えた治療を行いますのでご安心ください。歯科医院が「怖い」場所にならないよう、笑顔で通えるようサポートいたします。

お子様を歯医者嫌いにさせないための取り組み

治療時の痛みを可能な限りなくす

どんなに信頼関係を築いても、治療の際に痛みを伴えばお子様は次回の受診をためらってしまいます。そこで、当院では特に痛みに配慮して治療を行うことを心がけています。その一つとして、麻酔の際には痛みを最小限にするよう細心の注意を払っています。表面麻酔を塗布し、麻酔薬をゆっくりと使用することで、注射時のチクッとした痛みや、麻酔液注入時の痛みを可能な限り抑えます。麻酔がしっかりと効いていることを確認しながら治療を進めるため、お子様が痛みを感じることはほとんどありません。

また、治療中のお声がけも欠かしません。「虫バイキン一緒にやっつけようね」「もうすぐ終わるよ、すごく頑張れているからね」といった声掛けをこまめに行うことで、お子様は今何が行われているのかを理解し、不安な気持ちが和らぎ治療に前向きになってくれます。「痛くない治療」と「細やかなコミュニケーション」。この二つを軸にお子様の治療を行うことで、お子様は「歯医者さんは怖いところ」という概念を持つことなく、安心して通えるようになります。

お子様のペースで

無理のないステップで治療をスタート

多くのお子様は、歯科治療への大きな不安を抱えています。当院では、その気持ちに寄り添い、無理やり治療を進めることは決してありません。まずは、歯科医院の雰囲気に慣れてもらうことから始めます。歯磨きの練習からはじめたり、治療器具を見せて触ってもらったりと、できることから少しずつステップを踏むことで、「ここなら大丈夫」という安心感を育んでいきます。

保護者の方の中には、「せっかく来たのだから、今日中に何とかしてほしい」というお気持ちがあることも重々承知しております。しかし、お子様を無理に押さえつけて行う治療は、「怖い」「逃げられない」という否定的な感情を深く植え付けてしまう可能性があります。それは、将来的な歯科受診への抵抗感を強めるだけでなく、虫歯ができても隠してしまうなど、更なる問題を引き起こしかねません。

もちろん、緊急性があり、お子様の安全のためにどうしてもすぐに処置が必要な場合もございます。お子様との信頼関係を十分に築く時間がなく、安全に治療ができないと判断した場合には、小児歯科を専門とする基幹病院へのご紹介も視野に入れ、お子様にとって最善の方法をご提案させていただきます。当院が大切にしているのは、お子様が自ら「頑張ってみよう」という気持ちになってくれること。信頼関係を築き、お子様のペースに合わせて治療を進めていくことが、結果的にスムーズで効果的な治療につながると考えております。「歯医者さんは怖くない、大丈夫」そう思ってもらえるように、スタッフ一同、温かいサポートを心がけています。

治療ができるようになるために

歯医者さんになれる

歯医者さんになれる

いきなりハードルの高い治療からはじめるのではなく、まずはチェアに寝転ぶ、お水が使える、歯ブラシができるなど一つずつステップアップしていきます。

褒める治療

褒める治療

小さなことでもできたら褒めることで、自信がつき治療に臨んでくれるようになっていきます。

TSD法

TSD法

見慣れない治療器具を受け入れることはお子様にとって大変なこと。まずはどんなことをするのか、伝えて(Tell)、見せて(Show)、やってみる(Do)を繰り返すことで、理解し、治療ができるようにしています。

トークンエコノミー法

トークンエコノミー法

治療を頑張ったお子様には、楽しいガチャガチャのコインをプレゼント!治療へ協力してくれるといいことが起こると覚えてもらい、自分から歯医者に通うことを促すという行動変容学に基づいた取り組みです。

予防で通う歯医者さん

「痛くなってから歯医者さん」ではなく、「むし歯にならないために歯医者さん」へ。当院では、ご家庭でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両方を大切にした予防歯科に取り組んでいます。むし歯予防の主役はお子様と保護者の方による毎日の丁寧な歯磨きです。当院では、お子様の成長に合わせた歯ブラシの選び方や磨き方、仕上げ磨きのコツなどをお伝えし、ご家庭でのケアをしっかりサポートします。そして、ご家庭でのケアだけでは届きにくい部分をカバーするのが、歯科医院での予防ケアです。

歯の表面を強くするフッ素塗布や、奥歯の溝を埋めてむし歯を予防するシーラントは、歯科医院でしかできない虫歯予防に効果的な処置です。また、定期検診では、むし歯の早期発見・早期治療を行うだけでなく、大人の歯への生え変わり、歯並びや噛み合わせのチェック、歯磨きの状態の確認なども行います。定期的なチェックとアドバイスによって、より効果的な予防へと繋げることができます。ご家庭での丁寧なセルフケアと、歯科医院でのフッ素塗布やシーラント、定期検診。この両輪があってこそ、お子様をむし歯からしっかりと守ることができます。

虫歯を予防するために

フッ素

フッ素

フッ素塗布は、科学的に虫歯予防効果が証明されている大切なケアです。歯の表面を強くし、虫歯菌の出す酸に溶けにくくする働きがあります。歯科医院で使用するフッ素は安全性が確認されており、お子様も安心して受けていただけます。定期的なフッ素塗布で、大切な歯を虫歯から守りましょう。

シーラント

シーラント

シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝を保護する予防治療です。奥歯の溝は複雑で汚れが溜まりやすく、歯ブラシが届きにくいため、虫歯のリスクが高い場所です。この溝を医療用のプラスチックで浅く埋めます。これにより、食べかすや細菌の侵入を防ぎ、歯磨きもしやすくなります。特に生えたばかりの永久歯は虫歯になりやすいため、シーラントで保護することが推奨されています。痛みもなく、お子様への負担も少ない予防法です。

セルフケア

セルフケア

お子様の歯を虫歯から守るには、仕上げ磨きが重要です。特に奥歯が生えそろうまでは丁寧に磨きましょう。目安は小学校中学年頃まで。夜寝る前は念入りに。さらに、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間は、フロスを使うことで汚れをしっかり除去できます。仕上げ磨きの際に、フロスも習慣にするとより効果的です。毎日の丁寧なセルフケアとフロスの使用が、お子様の健康な歯を育む上で最も大切です。

よくあるご質問

  • いつから歯医者さんに連れて行けば良いですか?

    むし歯予防のために、乳歯が生え始めた頃、具体的には1歳前後での受診をおすすめします。歯医者さんに慣れること、お子様のお口の状態やケア方法を知ることで、健康な歯を育む第一歩になります。

  • 子供の歯並びが気になるのですが、いつ頃から矯正を始めるといいのでしょうか?

    顎の成長期である混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざり合っているタイミング)に始めるのが一般的です。年齢としては5〜12歳の間です。また、指しゃぶりや口呼吸といったお口の癖が歯並びに影響している場合は、3~4歳頃から癖の改善を目的とした治療を始めることがあります。しかし、最適な開始時期はお子様一人ひとりの状態によって異なります。まずは一度ご相談いただくことをお勧めします。

  • フッ素は毒だと聞きました、使用しても大丈夫なのでしょうか?

    「フッ素は毒」というご心配があるかもしれませんが、歯科医院で使用するフッ素は安全な濃度で、虫歯予防に大きな効果を発揮します。大量に摂取すれば、フッ素に限らず水や塩分なども中毒を引き起こす可能性があります。歯磨き粉のチューブを1本丸呑みするなどの無茶をしない限りはフッ素が身体に影響を及ぼすことはありません。歯科医院でのフッ素塗布はこの量をはるかに下回るため安全です。むしろ、適切なフッ素利用は、お子様の歯を虫歯から守るための有効な手段です。ご安心ください。

  • 乳歯は生え変わるので虫歯になっても放っておいても大丈夫ですか?

    いいえ、乳歯の虫歯を放置すると、永久歯に悪影響を及ぼす可能性があります。乳歯の虫歯が進行すると、永久歯にも虫歯菌が感染して発育を妨げたり、生えてくる位置や歯並びに影響が出たりすることがあります。また、乳歯の虫歯がひどくなると、痛みで食事や睡眠に支障が出たり、顎の骨に炎症が広がったりすることも。早期発見・早期治療が大切です。

  • 周りの子達に比べて歯の生え変わりが遅いのですが大丈夫でしょうか?

    お子様の歯の生え変わりには個人差が大きく、他の子と比べて遅いからといって、必ずしも問題があるとは限りません。一般的には6歳頃から乳歯が抜け始めますが、成長のペースによって前後することがあります。ただし、あまりにも遅い場合や、なかなか乳歯がグラグラしてこない、永久歯が違う場所から生えてきたなどの症状が見られる場合は、早めにご相談ください。