歯を残せる可能性があります
当院では、他院にて抜歯という選択肢しか残っていないと言われた方でも、根尖病巣(歯の根に膿が溜まっている状態)の状態によっては、歯を残すことが可能な方に対して歯を残す治療である外科的歯内療法を行なっています。抜歯して、インプラントや入れ歯・ブリッジになったとしても当院は技術に自信がありますが、可能な限り歯を残せるよう、「歯を残すこと」を前提にして治療計画を立てております。
外科的歯内療法とは

外科的歯内療法とは、通常の根管治療(歯の神経の治療)では改善が難しい場合に、外科的な処置を行って歯を保存する治療法です。種類としては大きく分けて2つあります。
1つは、歯茎を開いて骨の中の病気になっている根の先を切り取る、「歯根端切除術」です。もう1つは、歯を一旦抜いて感染している部分を取り除いた後、再び元の位置に戻す「意図的再植術」です。抜いた後は15分以内に抜いた場所に戻します。
痛みに対する配慮
当院では、外科的歯内療法を行う際にも痛みに配慮した治療を心がけています。表面麻酔を使用して、麻酔の注射時の痛みを軽減します。最極細の麻酔針を使用し、ゆっくりと麻酔液を注入することで、できるだけ痛みを感じにくいように配慮します。患者さまの状態を確認しながら治療を進めるため、不安や痛みがある場合は遠慮なくお伝えください。
外科的歯内療法の適応
以下のようなケースでは、外科的歯内療法が検討されます。
- 根管治療を行っても症状が改善しない場合
※ずっと歯茎にニキビがある・治療しても痛みが続くなど
- 根の先端に膿がたまり、腫れや痛みが続いている場合
- 根管が細く、通常の根管治療では治療が難しい場合
- 歯根が湾曲していて、通常の治療器具では届かない場合
- 中で器具が折れてしまっている場合(ファイル破折)
主な治療方法
歯根端切除術
根管治療で治癒することが難しい場合、「抜くしかない」と判断されることがあります。このような場合も”歯根端切除術”を行うことで、歯を残せる可能性があります。歯ぐきを切開し、感染した根の先端部分を取り除きます。その後、根の内部を清掃・消毒し、適切な材料で封鎖することで感染の再発を防ぎます。
歯根端切除術の流れ





意図的再植術
意図的再植術とは根尖病巣などがある場合に、一度歯を抜き、感染した部分を除去した後に、再び元の位置に戻す治療法です。通常の治療では改善が難しい場合に適用されることがあります。
治療回数:1回、治療時間:1~2時間/回
意図的再植術の流れ



外科的歯内療法後のケア
治療後は数日間、軽い腫れや痛みを感じることがありますが、徐々に落ち着きます。治療した部分で強く噛むことを控え、歯に負担をかけないようにしましょう。定期的な経過観察が重要です。治療後もクリニックでのチェックを受け、問題がないか確認しましょう。
外科的歯内療法でも
「再発」したら…
安心してください!
4年以内の再発でしたら
インプラント治療費の保証制度があります!
補綴治療費の一部をインプラント治療費の費用に年単位で充てることが可能です。
1年でトラブルがあった場合
外科的歯内療法:16.5万円(税込) インプラント料金:45.1万円(税込)
※インプラントの料金は当院の標準価格です。症例によっては多少費用が前後いたします。
保証適応後のインプラント治療費
45.1ー(16.5 × 75%)=33.9万円
保証額一覧表
処置後に抜歯になった時期と保証割合/インプラント治療から差し引く金額
処置後1年間 | 全額保証/165,000円 |
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処置後1〜2年間 | 75%保証/123,200円 |
処置後2〜3年間 | 50%保証/79,200円 |
処置後3〜4年間 | 25%保証/41,250円 |
- 料金は税込表記です。
- 外科的歯内療法後に抜歯が必要になり、インプラント治療を行う場合に限り治療費を減額することが可能です。
- 現金での返金は致しません。
よくあるご質問
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他院では抜歯する必要があると言われました。歯を抜かない治療はできますか?
当院ではマイクロスコープでの処置を積極的に行っており、それを用いた根管治療や歯根端切除術、意図的再植術なら抜歯やインプラントをせずに治療できる可能性が高いです。
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根管治療や外科的歯内療法では、何回くらい通院する必要がありますか?
一般的な根管治療の場合、1本あたり1〜3回が大半です。外科的歯内療法の場合、切開などの外科処置に関しては1回で終了し、その後は予後を確認していきます。根管治療は回数がある一定以上増えると、治療期間中に細菌が感染する可能性が増えますので、当院では可能な限り1〜3回で治療を終了するように心がけております。